「Sustainable Urbanization」とは、2002年8月、南アフリカの首都ヨハネスブルグで開催された「持続可能な開発に関する世界首脳会議(通称ヨハネスブルグサミット)」の中で、国連人間居住計画(UN-HABITAT)が提議したコンセプトです。
世界の半数以上の人々が都市に暮らし生活を営んでいる現在、都市の持続可能な発展こそが未来を切り開くというこの考え方は、21世紀の都市開発のあり方そのものを示しています。
「私たちのCSR=持続可能な都市の創造に貢献する〜Sustainable Urbanization for Future〜」というメッセージは、私たち新日鉄都市開発もこのコンセプトに賛同し、同じ視点をもって都市開発に真摯に取り組む意志と姿勢を示したものです。
これを踏まえ、私たちは長年培ってきた都市開発に関する、ハード・ソフトにまたがる“ものづくり”の力を生かし、エリア価値を創造することで、持続可能な都市の創造に貢献していきます。
持続可能な都市の創造は、当然デベロッパーの力だけで実現することはできません。なぜなら、持続可能な都市は、地域・環境を取り巻く多様なステークホルダーとの協働によって初めて実現されるからです。私たちに求められている能力とは、まさに多様なステークホルダーを「つなぐ」チカラを軸に、多様で高品質な都市基盤を整備し、社会の信頼に応えることです。
都市と環境、都市と地域をつなぎ、品質で信頼に応えることで、「持続可能な都市の創造に貢献する」新日鉄都市開発のCSRは実現へと導かれると、私たちは確信しています。
私たち新日鉄都市開発には、「エリア価値の創造」という事業ビジョンがあります。このビジョンには、誇りをもって次世代に引き継ぐことができる都市の創造を目指すという、私たちの事業に対する基本的姿勢が表現されています。
一般的にデベロッパーは、目の前のお客さまのニーズに基づき、住宅やビルを供給します。当社の目指す「エリア価値の創造」の第一歩も、まさにそこからスタートするわけですが、それらがいかに高品質で先端的であったとしても、それだけで「エリア価値の創造」が実現されるわけではありません。
少子高齢化や人口減少、東京一極集中が加速化し、今後さらに厳しさを増すであろう地域間競争を踏まえるならば、経済・社会・環境すべての側面で、誰もが誇りを持ち、「いつまでも暮らし続けたい」と願う想いに応える都市を創造することこそ、これからの都市開発に求められる発想ではないでしょうか。
近年、都市再生のキーワードとして注目を集める「コンパクトシティ」論も、その背景には、特定エリアが有する経済・社会・環境の独自資源を持続可能な姿で未来に引き継ぐため都市に何ができるのか、という発想がその根底にあります。
当社にとってCSR(企業の社会的責任)とは、経済・社会・環境という3つの側面すべてにおいて持続可能な都市を創造し、これを「エリア価値の創造」へとつなぐことです。この意味で、私たち新日鉄都市開発が目指す事業ビジョン「エリア価値の創造」は、持続可能性の概念を含むものであり、当社のCSRの方向性を示しているのです。

